
川島れいこ
2016年09月08日
ふたりぼっちで生きてきた一卵性双生児の姉弟。姉の婚約によって、運命の歯車は回り出す……
両親が亡くなってから、ふたりでひとつの関係だった。しかしある日、姉・水無子が恋人を連れてきて、弟の拓海は凄まじい嫉妬を見せる。
「嫌だ、姉さん!置いていかないで!僕をひとりにしないで!」
拓海は謎の霊能力を発揮して、姉の恋人を付け狙う。一体彼は何者か?婚約者も次第に姉弟の異常な関係に気づき始める−−。
やがて明かされる“拓海”の真実。今度は水無子が叫ぶ。
「拓海ィ!!行っちゃダメ」
